母親を理解する。

2025/04/23
 
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人生創造学園3年Ⅴ組の担任で、担当教科は心理学科。 相談室では、生徒の相談にも乗っている。 ※カウンセラーではない。 趣味は、映画・音楽・アニメ鑑賞。

 

はい、席についてください。

授業を始めます。

 

前回の授業内容は覚えていますか?

 

マザーisゴット!

ゴッドマザー!!

という話をしましたよね?笑

穢れたソウルジェムの特徴

 

 

ソウルジェムが穢れてしまう原因は、自分と母親との関係性にある場合がほとんど。

 

なので、穢れたソウルジェムを元に戻すには、母親と向き合う必要があると。。。

 

そして、今回の授業は…。

その向き合い方の具体的な方法について説明していきます。

 

とはいえ、家庭によって母親と向き合うことのハードルの高さは違うとは思いますが。

 

親がまだまともな方であれば、そこまでハードモードではないのかもしれませんが…。

親が毒親なんかだと、母親と向き合うなんてことは、嫌で嫌でしょうがないのかもしれない。

 

ですが、ゴッドマザーは自分を産み出した神なのです!笑

 

母親のソウルジェムは美しいと思えない。

それすなわち

自分のソウルジェムは美しいと思えない。

となってしまうということです。

 

 

■母親と向き合うとは?

 

 

では、母親と向き合うにはどうすればいいのか?というところですが。

 

まず、勘違いしないで頂きたいのが

母親と仲直りしましょう!

ということです。

 

 

母親を許しましょう!

母親も人間なので、間違いを犯します。

なので、過去の行いは許してあげましょう!

そして、母親と仲良くなりましょう!

 

なんて言うつもりはありません。

過去に母親があなたに対してどれだけ酷い事をしてきたのかは知りませんが…。

その行いが許せないのなら、許す必要はない!

ということを先に伝えておきます。

 

だって無理でしょう?

散々母親から虐待受けまくって育った子供とか世の中にいっぱいいるでしょう。

身体的な暴力もそうですが、教育的虐待なんかもある。

 

それを無かったことにして

すべてを許して

仲良くしましょう!

許しましょう!

 

なんて…。

 

無理ゲー過ぎるでしょ!!

 

だから、言っておきます!

 

母親が自分にしてきた言動を許せないのなら、許す必要はない。

仲良くなる必要もない。

嫌いなら嫌いのままで別に良いのです。

 

母親と仲良くなることが目的ではありませんから。

 

本来の目的は…。

自分のソウルジェムの素晴らしさを思い出して、幸せに生きること!

 

これです。

 

母親を許す必要も

母親を好きになる必要も

母親と仲良くなる必要も

 

ありません!!

 

 

ただ、【理解】はしてあげてほしいのです。

 

母親もあなたと同じ被害者だということを。

母親もそうなりたくてなった訳ではないということを。

 

 

■母親を理解するとは?

 

 

母親を理解するというのは…。

 

まず、母親は『完璧な人間』ではないということを理解してほしい。

 

子供の頃は、母親だけに限らずですが

「大人ってスゲー!」

と思っていた時期があったかと思います。

 

その中でも親というのは、色んなことを知ってて、完璧で、何でも出来るスゴい大人だと幼い頃は思っていたかもしれませんが、いざ自分がその年齢になると、全然そんなことなかったりするものです。

 

考えてみてください。

あなたを産んだ当時の親の年齢が20代前半とかだったりすると。

「えっ?まだ世間のこともよく分かってないガキんちょやんけ!」

なんて思いません?

 

そうなのです。

あの頃、自分を育てていた親というのは、まだ20代そこそこのガキんちょだったのです。

そんな若僧が、間違えたり失敗したり大人としてまだまだ未熟なところも全然ある。

むしろ上手く子育て出来ない方が普通なんじゃないのかと。そう思ってしまいますよね。

 

親は未熟な人間で全然完璧じゃないのです。

 

“ゴッドマザー”とは言いましたが、母親は本当の『神』ではありません。普通の人間です。

人としての間違いも時には犯すこともあるでしょう。

 

母親なのだから子供をしっかりと育てられるのがあたりまえ!

子供に対して愛情たっぷり注いであげなくちゃいけない!

まともに子育て出来ないのはおかしい!

 

そんな価値観を持っている人は、きっと母親を“ポンコツ人間”ではなく、失敗しない超絶完璧なパーフェクト人間だと思い込んでるのかもしれません。

 

でも、実際はそんな人はいないし、学校卒業してまだ数年しか経ってなくて、社会のこともまだよく分かっていないような若僧が、誰からも教わることなくまともな子育ができると思いますか?自分がまともに育っていないのに。。。

 

子育て学校なんてものもありませんし、今みたいにYouTubeもない時代です。

子供さえ産めば、どんな人格の人でも強制的に親になれてしまうものですから。

 

母親は完璧じゃない!

間違えることも普通にある!

未熟なところも全然ある!

 

ということをまずは理解してほしいのです。

 

 

そして、もう1つ理解してほしいこと。

 

それは…。

 

母親の背景を理解してほしい。

 

背景とはどんなことか?

 

母親が産まれた時代の背景

母親が育った環境

母親がどんな子供だったのか

母親がどんな教育をされて来たのか

母親の母親(祖母)とは、どんな関係だったのか

就職はいつ、どこでしたのか

父親とはどこで出会ったのか

父親となぜ結婚したのか

母親は自分を産んだ時どう感じたのか

口癖の「人に迷惑をかけてはいけません!」はどこから生まれたのか

 

そういったことを実際に聞いてみるでもいいですし、既に亡くなっていて直接聞けないのなら、親戚に聞いてみるとか、調べてみたり、想像したりしてみてもいいかもしれない。

 

そんな風に、母親の背景を見てみると

今の母親がなぜそうなってしまったのか?

その原因が見えて来ると思います。

 

母親がそうなってしまったのは、必ずそうなった原因があるはずです。

 

その原因のほとんどは、母親と祖母との関係が問題だったりすることが大半でしょうが。

 

あの時、あんなことを言っていたのは、祖母からの影響が原因だったのか!とか

 

そんな風に育てられてたら、そりゃそうなるわな!納得だわ!(  ̄▽ ̄)

となると思います。

 

母親がそうなりたくてなったワケじゃなくて、過去の色んな背景があり、そういう人を作り上げてしまった“被害者”なんだということに気付けるはずです。

 

なので、それを理解してあげてほしいということを伝えておきます。

 

 

いつまでも母親のせいにして。

「アイツの育て方が悪いから、私はこうなったんだ!」

と被害者ぶって

悲撃のヒロインぶっていても

自分の人生は好転していきませんし

母親からもらえなかった愛情を周りの人に求めだしたりして

今度は自分が加害者側となってしまう。

 

それでもいい。

ソウルジェムは穢れたままでもいい。

生き辛いままでも生きてるだけでいい。

 

と言うなら、私は止めません。

それも1つの生き方なのでしょう。

 

ですが、

自分の本来のソウルジェムを思い出したい

毎日が楽しい

色んな事に挑戦したい

人生を最高の物語にしたい

 

と思うのなら、ここはちゃんと母親と向き合う必要があるので、逃げずに向きあってほしいと私は思います。

 

 

 

今回の授業は以上です。

 

 

 

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